プローンシャッド開発ストーリー②

釣れるワームにはなったものの、耐久性の関係でボツとなった4thプロト。

売ろうと思ったらあんまり耐久性上げない方が良いんですけどね・・・でも1匹釣って終わりのワームってちょっと嫌じゃないですか?知り合いのコンサル会社の社長には「商売へたくそやな~(笑)」って言われるし、業界人からも「ワームはちぎれやすくした方が売れる」って言われましたが、そんなの知ったこっちゃないと(笑)僕は自分が心から「良い」と思うもの以外は売りたくないので。

しかし思い返せばこの先の開発を地獄にしたのはこの考え方でした・・・

5th、6thプロトはアクションが×。アクションがダメなプロトは実釣テスト前にボツです。

 

そして迎えた7thプロト。かなりイイ感じになりました。

耐久性も飛距離も合格ライン、アクションも良く魚もしっかり釣れました。

本当に良いワームにはなっていたのですが、アクションが4thプロトには届いていない感じがしたのでボツにしました。

 

7thプロトで完成1歩手前まできたのでもう次で終わるだろうと思ったのですが、ここからが長かった。ボツボツボツ、ボツの嵐。どれも最低限きちんと動くものではあったのですが、僕が求めるアクションには程遠く・・・

全く釣る気なく投げた10thプロトにミニモンハタが喰ってきたこともありました(笑)

 

次にそれなりのものが出来たのは18thか19thプロトぐらいやったかな?

飛距離良し、アクション良し、耐久性良しで釣果も良し。あの当時の自分が何でこれをボツにしたのか全く思い出せませんが、なんか気に入らないことがあったのでしょう(笑)

飛距離に関しては全プロト中№1でしたね。シーズン外れの1月末にボートロックでこそっと使ったところ、船中ただ1人オオモンハタをキャッチ。1人で6匹、他は0と圧倒的な結果を見せてくれました。

この後も開発を続けましたが、次に良いものが出来るまでも時間を要しました。

 

つづく