プローンシャッド開発ストーリー①

シャッドの開発を始めたのが2021年の4月ごろ。まだKinopyCraftWorksオープン前のお話。

完成ビジョンは「ローリングアクションでしっかりアピールできつつ、ボリュームは大きくしすぎず、飛距離もそこそこ出せるワーム」

何でもできる器用な秀才ってイメージです。

 

で開発を始めたんですが、ワームの開発なんかしたことないし3DCADの勉強からのスタート・・・

とりあえず形にしてみたものの1stプロトから3rdプロトまではシャッドと呼んでいいものかすら怪しいものでした(笑)

そして迎えた4thプロト

そこそこの出来✨このときはまだ中心のスリットはなかったんですよね。

思いのほか動きが良くて実際に魚は釣れました。

後ろから追いかけてきて喰らいつくアタリだったので集魚効果はしっかりありましたね。

この時点でもう普通に釣れるワームにはなっていました。しかし形状の関係で耐久性がなかったのでボツとなったのですが、思い返せばこれが地獄のはじまりでした・・・

 

つづく

 

 

プローンシャッド発売しました!

遂に!遂に!発売しました~!!

作り始めてから約4年。2024年11月27日、僕の29歳の誕生日にプローンシャッド発売!

去年の4月の段階ですでに今の形にはなっていたものの、じっくりじっくりテストをしていたので今までかかってしまいましたが、最終プロトのアクションを見た時のゾクッとした感覚は正しかったようで、圧倒的な釣獲性能を誇るシャッドができました!

ロックフィッシュだけでなく、フラットフィッシュ、青物、スズキなんかにも効果アリ!

形が複雑すぎるため受けてくれる工場がどこにもなく、自分一人で手作業でせこせこ作っているので大量生産はできませんが、機会があれば皆さん使ってやってくださいな。

 

最初のみ試験販売として少しお安くしております。

プローンシャッド購入はこちらから

バンブーロッドを作りました!

最近全然作ってなかった自分用のロッドです。

とある方から70年程前のバンブーロッドを格安で譲っていただきました。ガイドはトップを入れて3個しかついていません( ゚Д゚)

おそらくトラウト用だとは思いますが、海で使えるようにカスタム。

 

カスタム詳細

まずはグリップ下を切り落とし、ガイドを外します。

長さを確保したかったのでリールシートより下はカーボンパイプで作製し、バットで接着。

元の竹のテイストを生かすため、ガイドは小さくしすぎず増やしすぎずのセッティング。6フィート9インチで6ガイドです。

 

作製中のプチトラブル

大昔の竿なんで仕方ありませんが、ガイド位置を決まるために曲げたら張り合わせが剥がれてブランクがバラバラに・・・

大慌てでエポキシで補強して、なんとか元通り。

仕上げるときはバラケ防止のスレッドも巻きながら仕上げました(笑)

 

いざ実釣!

とりあえずメッキに遊んでもらいました。

キャストの時は「フォン!」とカーボンロッド使用時では聞いたことのない低い音がなります。飛距離は出ません。しかし小型プラグの操作性は意外とよく、イイ感じにアクションできます。

魚が掛かったら独特の震え方。なんやコレ、めちゃくちゃ楽しいやんけ・・・

 

僕のおもちゃが一つ増えました(笑)

 

[ロッドカスタム]シマノ社ハードロッカー4ピース化

シマノの「ハードロッカー」のカスタム依頼いただきました!

 

カスタム詳細

2ピースのロッドを4ピースにカスタムしてほしいという要望でした。

細かい指定はなく、「お任せします」との事。

フェルールを繋いだあとの長さも計算しながらブランクをカット。何回やってもドキドキします。

切った後はフェルール作製。簡単なようで物凄く奥の深い作業です。少しずつ少しずつ擦り合わせていきます。

 

before

 

after

最後にしっかり曲げテストを行ってからお客様にお返ししました!

 

第13回ラブ太平洋串本エギング大会に協賛しました

11月10日に行われた第13回串本エギング大会に協賛させていただきました。

昨年に引き続き、優勝者に送るチャンピオンロッドを作製!

 

当日は東面が大荒れでタフコンディションの中、キロアップが6杯。2杯で2キロ越えの釣果が出るなど、非常にハイレベルな大会でした!

[ロッド修理]ダイワ社ヴァデル トンジギ用レンタルタックル

この時期になってもトンボ(ビンチョウマグロ)が釣れ続けている串本。どうなってんねん・・・

遊漁船のレンタルロッドの修理依頼いただきました。

第1ガイドが折れてしまい、第2ガイドもガタガタの状態。

ガイド2つを交換します。

0日返却のスピード修理。明日もレンタルできますね。

 

即日修理はガイドの在庫があること・僕が工房に行けるタイミングであること・ロッドを直接持って来れる事・すぐに渡しに行けるもしくは取りに来れる距離であることなど条件が揃わないと無理ですが、串本の方であればどこよりも早くお預かりから返却までできるかと思いますのでぜひご利用ください。

[ロッド修理]シーバスロッドコミ調整

コミがきつくて入らなくなっていたロッドの調整依頼をいただきました。

カーボンは温度や湿度によって収縮しますが、入らないほどきつくなるケースは結構珍しいです。

最初はこんな状態でした↓↓

フェルールを紙やすりで少しずつ削って調整します。作業は単純ですが削りすぎてガタガタになると大変なので気を使います。

 

調整した後がこちら↓↓

バッチリです!と喜んでいただけました。

 

余談ですが、ジョイント部は↑写真のように1㎝程度遊びが出るのが正常です。釣具屋で働いているときに「ちゃんと差さらない、不良品だ」っていうクレームが多々ありました。新品状態で遊びが一切ないのは不良品です・・・

 

今回はコミがきついのを調整しましたが、逆に緩くなっているのを調整することも出来ます。

第4回全日本カヤックフィッシングトーナメント協賛しました

4月に串本町橋杭海水浴場で行われた全日本カヤックフィッシングトーナメントに協賛させていただきました。

波は少しありましたが風は穏やかで非常にいい天気、釣果にも恵まれました。

優勝者は50㎝オーバーのオオモンハタを2匹!なんてうらやましい・・・

僕もフィッシングカヤックが欲しいと思い始めて2年ぐらい経ちますが未だ手が出ず・・・

[ロッドオーダー]対串モン用キハダフカセロッド

以前串本カセ用青物ロッドをオーダーいただいた方から2本目のオーダーをいただきました。

今回は近年流行りの串モン狙い、キハダフカセ用ロッドのオーダーです。

お客様がよく行かれる遊漁船の船長も交えて打ち合わせをしました。

 

ロッド紹介

グラスソリッドブランクに総巻き仕様。カラーはキハダをイメージして黒金にしました。

総巻き仕上げにフルエポキシコーティングなので時間はかかりましたが、お客様からもカッコいい!とご満足いただけました。

市販のキハダロッドと比べるとかなり先調子ですがこれは船長の指示通り。グリップはSSK社(野球メーカー)×イオミック(ゴルフメーカー)のコラボグリップ(野球用)の最厚モデルを使用してみました。

グリップは破れて巻き直すことを前提としたうえで、破れにくく滑りにくいことを求めました。

この夏の串モンハンティング期待しています!