[ロッド作製例]キャロ用アジングロッド1

キャロ用アジングロッドの作製例です。ソリッドティップとチタンティップのティップ2本です。(ティップ2本は割高になるのでおすすめ致しません)

 

スペック

長さ:約7フィート7インチ(ソリッド)

約7フィート8インチ(チタン)

自重:約76g(ソリッド)

約77g(チタン)

ルアーウエイト:1.5g~17g(使えるウエイトには個人差あります)

適合ライン:PE0.3~0.4

ガイド:オールチタントルザイト(ソリッド)

トルザイト&SiC(チタン)

 

ロッド紹介

まだ知識も技術も乏しかった学生時代に作ったロッドで見た目の汚さは超一級(笑)今ならこんなに酷い見た目にもならなければこの設計にもしませんが、実釣性能が非常に高く使い勝手のいいロッドで、未だに使用頻度が高いロッドです。無知ゆえに無茶をした結果良いロッドになってしまったという感じでしょうか(笑)いつ折れてもおかしくないのですが意外と折れません!

先にソリッドを作りチタンは後から作ったのですが、ソリッドの性能の高さからチタンは出番がなく未だにテスト釣行のみの使用となっており、作り始めてから4年がたった今も完成されず放置されている現状です(笑)

 

実釣性能

キャロ用のアジングロッドとして作成したものの、予想以上に繊細かつ高パワーで3g~13gあたりまで扱えれば良しとして作ったはずが、風がなければ1gのジグヘッド単体が扱え、15gのキャロやフロートが投げられるパワーも併せ持ったロッドとなりました。そこまで扱うにはある程度ライン操作がしっかり出来たり、リグの重量によってキャスト方法やアクションを工夫する能力が求められますが、当初目指した3g~13gのウエイトであれば誰でも問題なく扱えるロッドとなっています。

ファーストテーパーのソリッドティップで軽量リグが扱いやすくなっていますが、負荷が掛かると一気にバットまで入るスローテーパーのロッドに急変します。一気にバットから曲がるので、曲がった後に戻ろうとする力が非常に強く魚が勝手に寄ってくるような形になることが多いです。

尺クラスのメバル、35㎝を超えるアジ(恐らく40㎝クラスでも)水面を滑るようなファイトになるので悪く言えば面白くないロッドかもしれません。40㎝クラスのイサキやヒラスズキでようやく楽しいレベル、痩せた40㎝クラスのマダイは抜き上げまでいけました。

キャロアジングにはもちろんですが、磯での大メバル狙いや最近流行りのミドルゲームにも最適なロッドです。