[ロッド作製例]串本カセ青物フカセ用ロッド

串本カセで青物を狙うためのロッドです。

串本のカセ釣りは世界的にも珍しい釣りで専用ロッド等はほとんどありません。

 

今回のオーダーは「食い込みが良く、バットが強いロッド」です。

特に冬の時期は青物の活性が低く、エサを咥えても違和感があればすぐに放してしまいます。穂先の柔らかいロッドを使えば掛けることは出来ますがロープに巻かれてしまい獲ることが出来ない。バットがしっかりしたロッドを使えば掛けたら獲れるけど掛けられない。

よく聞く話ですが解決はなかなか簡単にはいきません。

 

ロッド紹介

柔軟性のあるグラスソリッドブランクをベースとして、作製しました。

素材選びはパワーよりも食い込みの良さを重視し、そのうえでブランクが持つパワーを最大限引き出すようガイドをセッティングしました。

またバット部の剛性を高めるための処置を内部に施しています。

グリーン系が好みだという事だったのでベースカラーはグリーンに。グリップ直上にはお客様がよく行かれる遊漁船のトレードマークを施しました。

 

遠方の方でしたが何度も打ち合わせに足を運んでいただいたので、お客様のイメージと仕上がりのギャップはないよう仕上がったと思います。

 

今回はご注文いただき誠にありがとうございました!